
はじめに答えを書いてしまうと、「薬膳マイスター2級」という名称の資格はありません。
「薬膳マイスター」は一種のブランド名で、正式な資格名は「和漢薬膳食師」、和漢薬膳食医資格の体系の中の基礎的な資格という位置づけです。
この「薬膳マイスター」のすぐ上位にあり、応用的な性格が強くなったのが「和漢薬膳食医2級」です。
なお、「和漢薬膳食医」には、さらに上位の1級と特級があり、ステップアップの道が開かれています。

「薬膳マイスター」はすべての基礎
「薬膳マイスター」は、和漢薬膳食医資格の体系の中では最も基礎的な位置づけにあります。
難解と思われがちな薬膳について、わかりやすさに重点を置いて解説された基礎理論で学んでいくのが「薬膳マイスター」です。
「薬膳マイスター」取得後にステップアップを目指す場合、すぐ上にあるのが「和漢薬膳食師2医」です。
薬膳の基礎力を高めつつ、基礎技術を学ぶことで生活の中で応用できるようにしていくのが「和漢薬膳食師2医」になります。
さらに応用的な性格を強めていくのが「和漢薬膳食医1級」「和漢薬膳食医特級」です。
「薬膳マイスター」は和漢薬膳食医体系の基礎となるのです。
和漢薬膳食医資格の体系
もう少し細かく「和漢薬膳食医」について説明します。
面倒な方は飛ばしていただいて結構です。
——–ここから説明——–
和漢薬膳食医資格体系
「和漢薬膳食医」は一般社団法人「和漢薬膳食医学会」が認定する資格です。
「和漢薬膳食医」は、日本人に合った日本型薬膳「和漢膳」の指導が行えるものとして認定されるものです。
基礎的なものから順に、和漢薬膳食師、和漢薬膳食医2級、和漢薬膳食医1級及び和漢薬膳食医特級と、4つの段階に分けられています。
「和漢薬膳食師」(「薬膳マイスター」)
最も基礎的なものが「和漢薬膳食師」で、このブランド名が「薬膳マイスター」です。
一般に難解と思われがちな薬膳について、わかりやすい言葉で基礎理論を学んでいきます。
「和漢薬膳食師」(「薬膳マイスター」)では、和漢膳の基礎理論をDVDなどで学び、料理に活かすことができるようになります。
「和漢薬膳食師」(「薬膳マイスター」)の資格を取得するには、指定の通信講座を修了することが必要です。
「和漢薬膳食医2級」
「和漢薬膳食師」(「薬膳マイスター」)で習得した基礎基礎力を高めて、和漢膳を自分で作れるようになり、家庭生活に応用できるようになるのが「和漢薬膳食医2級」です。
基礎技術を学び実際に応用していく、第2段階に当たる「和漢薬膳食医2級」では、目、高血圧などの症状別の和漢膳や、実習を通して証に合わせた和漢膳を作れるようになります。
「和漢薬膳食医2級」の資格を取得するには、「和漢薬膳食師」(「薬膳マイスター」)取得後、指定の講習(実習含む)を受講し、筆記試験及び口答試験に合格することが必要です。
「和漢薬膳食医1級」
「和漢薬膳食医1級」では、身につけた応用力や技術力をさらに高めると共に、和漢膳のエキスパートとして、専門知識を仕事の現場で活かせるようになります。
「和漢薬膳食医1級」の資格を取得するには、「和漢薬膳食医2級」取得後、指定の講習(実習含む)を受講し、筆記試験及び口答試験並びに面接試験に合格することが必要です。
「和漢薬膳食医特級」
「和漢薬膳食医特級」では、一般社団法人「和漢薬膳食医学会」公認講師としてマスコミや講習会に派遣されるようになります。
「和漢薬膳食医特級」の資格を取得するには、「和漢薬膳食医1級」取得後、指定の講習(実習含む)を受講し、筆記試験及び口答試験並びに面接試験に合格することが必要です。
特級師範の資格を取得すると、一般社団法人「和漢薬膳食医学会」の資料を使用した本部講師としての活動が認可されます。
——–説明ここまで——–
要するに、「薬膳マイスター」の次のステップは「和漢薬膳食医2級」です。
その後、「和漢薬膳食医1級」→「和漢薬膳食医特級」となっていきます。
薬膳マイスターはすべての基礎になる
「和漢薬膳食医3級」、すなわち「薬膳マイスター」では薬膳の基礎を学びます。
ステップアップする際には、必ず立ち返る土台になるものです。
薬膳の基礎を手早く身に付けたい方にとっても、ステップアップを目指す方にとっても、「薬膳マイスター」で学ぶ知識はとても大事なものになります。
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「薬膳マイスター2級」なる資格はありません。「薬膳マイスター」は一種のブランド名で、正式な資格名は「和漢薬膳食医3級」。その上位にあるのが「和漢薬膳食医2級」です。したがって、「薬膳マイスター3級」や「薬膳マイスター2級」となることはありません。